
先ほどいらしたお客様が、鏡に映ったご自身の姿を見て、「お気に入りの色に染まると、それだけで気分がパッと明るくなるよね」と、嬉しそうに微笑んでいらっしゃいました。
その言葉を聞いて、私もなんだかとても温かい気持ちになったのですが、同時に「この綺麗な色を、できるだけ長く楽しんでいただきたいな」という思いがふと頭をよぎりました。
せっかく綺麗に染めた髪色も、日々のシャンプーやドライヤーの熱、そして紫外線などのちょっとした刺激で、どうしても少しずつ変化してしまいますよね。
これは例えるなら、お気に入りの洋服をお洗濯するうちに、少しずつ風合いが変わっていくのによく似ています。
毎日の生活の中で髪が受けるダメージは、私たちが思っている以上に、色もちのスピードを早めてしまう原因になっているんです。
だからといって、特別な高級ケアを毎日頑張り続けるのは、それ自体が負担になってしまったりもします。
美容のトレンドや「これさえ使えば完璧!」という強い言葉に少し疲れてしまうことって、ありませんか?
本当に大切なのは、完璧を目指すことではなく、今の自分の髪のコンディションに優しく寄り添ってあげることだと、日々のサロンワークの中で感じています。
お家でできるちょっとした工夫としては、まずシャンプーの時のお湯の温度を少しだけ「ぬるめ」に設定してあげるのがおすすめです。
熱すぎるお湯は、キューティクルを開かせてしまい、せっかくのカラーの染料が外に逃げやすくなってしまうんですね。
それから、お風呂上がりに濡れたまま放置せず、できるだけ早めに優しくドライヤーで乾かしてあげること。
そんな、毎日のほんの小さな手間の積み重ねが、髪色を優しく守り、ツヤ感を長く保つ秘訣になります。
上天草の心地よい風を感じながら、今日もあなたらしい自然体の髪型で、毎日が少しでも軽やかで楽しいものになりますように。
スキップの椅子に腰掛けながら、またあなたの髪のお悩みや日々のたわいもないお話を、ゆっくり聞かせてくださいね。