先日、シャンプー台でお客様から「お風呂場に並んでいるトリートメントやコンディショナー、正直どれをどう使ったらいいか分からなくなるのよね」というお話を伺いました。

確かに、ボトルには「コンディショナー」「トリートメント」「ヘアマスク」、さらには「ヘアパック」なんて名前まであって、パッケージが似ていると迷ってしまいますよね。私もお風呂場でどれを手に取るべきか、ふと手が止まることがあります。

これらは役割が少しずつ違っていて、イメージとしてはお肌のスキンケアに近いんです。例えば、コンディショナーは、シャンプーでキュキュッとした髪の表面をなめらかに整えて、キューティクルを保護する「乳液」のような存在。毎日のシャンプーの後に使うことで、指通りをよくして絡まりを防いでくれます。

一方でトリートメントやヘアマスクは、髪の内部に栄養や水分を補給して補修する「美容液やクリーム」のようなもの。カラーやパーマ、あるいは日差しの乾燥でパサついた髪の芯まで潤いを届けて、しっとり落ち着かせてくれます。

「じゃあ、毎日全部使ったほうがいいの?」と思われるかもしれませんが、実はそうでもないんです。毎日ヘアマスクまでフルコースで使ってしまうと、髪が栄養過多になって、なんだかペタッとしてしまうこともあります。お肌でも、毎日スペシャルなシートマスクをしないのと同じですね。

普段はコンディショナーで表面を優しく守ってあげて、週末や「今日はちょっと乾燥が気になるな」という日だけトリートメントやヘアマスクに代えてみる。そんな風に、その日の髪をご機嫌に伺いながら使い分けてあげるのが、実は一番の近道だったりします。

上天草の風は心地よいですが、季節の変わり目は髪もちょっと揺らぎやすいもの。難しく考えず、ご自身の髪が「気持ちいい」と感じるバランスを、ゆっくり探してみてくださいね。