朝、鏡の前に立ったとき、「なんだか最近、毛先がパサつく気がする」「以前よりもうねりが出てきたな」と感じることはありませんか。

先日も、お店にいらしたお客様が「昔と同じようにブローしているのに、なんだか今日はいまひとつ決まらないのよね」と、鏡を見つめながらポツリと呟かれていました。そのお気持ち、とてもよく分かります。年齢を重ねるにつれて髪の質感が変わっていくのは、決して珍しいことではないんです。

では、どうして年齢とともに髪はまとまりにくくなってしまうのでしょうか。
その理由は、髪の毛内部の「水分と油分のバランス」にあります。お肌と同じように、髪も年齢とともに水分を保持する力が少しずつ緩やかになっていきます。さらに、頭皮の小さな変化によって、新しく生えてくる髪の毛にわずかなうねり(クセ)が混ざるようになることも多いんです。まっすぐだった道に小さなカーブが増えるようなイメージですね。そのため、今までと同じお手入れをしていても、なんとなく広がったり、艶が出にくく感じたりしてしまうのです。

だからといって、特別な高級ケアを無理に取り入れる必要はありません。トレンドのアイテムに頼り切るよりも、「今の自分の髪が何にいちばんホッとしているか」を知ることが、実は一番の近道だったりします。

例えば、お風呂上がりのドライヤーの風を、少しだけ上から下へと意識してあててあげること。これだけでも、キューティクルが整って手触りがフワッと軽くなりますよ。毎日のほんの小さな手間で、髪はちゃんと応えてくれます。

上天草の穏やかな海風を感じながら、今日もお一人おひとりの髪とゆっくり向き合っています。焦らず、ご自身のペースで、心地よい髪との付き合い方を楽しんでいきてくださいね。