「朝、鏡を見て『うわっ、どうしよう…』ってなること、ありませんか?」

最近、お店の鏡越しにお客様とお話ししていると、「朝、どうしても髪が爆発しちゃって…結局結んでごまかしてるんです」と苦笑いされることがよくあります。

お出かけ前の忙しい時間帯、髪が決まらないと、なんだか一日中気分が乗らないですよね。そのお気持ち、すごくよく分かります。

実は、朝の髪がまとまらない原因って、大きく分けると5つくらいあると言われています。「前日の夜にしっかり乾かせていない」「枕との摩擦」「髪の水分不足による乾燥」「寝返りによる寝癖」、そして「根元の生え癖やダメージ」。

なんだかたくさんあって難しそうに聞こえるかもしれませんが、お洗濯に例えてみるとイメージしやすいかもしれません。少し湿ったまま畳んでしまったTシャツって、変なシワがついてなかなか取れなくなりますよね。髪もそれと同じなんです。ほんの少し湿気が残ったまま枕に横になると、寝ている間の体温と重みで、変な形がカッチリと記憶されてしまうんですね。

最近はSNSなどを見ると、「この高級なヘアオイルを使えば解決!」「最新のアイロンで一発!」といった情報がたくさん溢れています。もちろん、そういったアイテムに頼るのも一つの方法です。でも、毎日のことですから、あまり無理をして高額なものを使い続けたり、朝から何十分もアイロンと格闘したりするのは、少ししんどくなってしまう時もあると思うんです。

私自身、目の前のお客様の髪に触れながらいつも感じるのは、流行りのアイテムをたくさん「足し算」するよりも、毎日の生活の中で無理なくできる「ベース作り」の方が、ずっと心地よくて長続きするなということです。

そこで、今日からお家でできるちょっとした工夫を一つ。

夜、お風呂上がりにドライヤーをかけるとき、「もう乾いたかな?」と思ったところから、あとほんの少しだけ、根元を中心に風を送ってみてください。そして最後に、ドライヤーを「冷風」に切り替えて、髪全体にサッと当てて熱を逃がしてあげるんです。

お弁当箱のフタを、粗熱が取れてから閉めるのと同じで、髪も冷えるときに形が定着し、キューティクルがキュッと引き締まります。これだけで、翌朝のまとまりや手触りが驚くほど変わってきますよ。

朝の準備が少しでもラクになって、気持ちよく一日をスタートできますように。お店の椅子に座ったときには、そんな日常のちょっとした髪のモヤモヤも、どうぞ気軽にお話ししてくださいね。一緒に、あなたにぴったりの解決策を見つけていきましょう。