
最近、お店の鏡越しにお客様とお話ししていると、「朝のアイロンが欠かせないんですけど、毛先がパサパサになってきちゃって…」というお声をよく耳にします。
上天草も少しずつ風が冷たくなってきて、空気が乾燥する季節。髪を綺麗にセットして1日をスタートさせたい気持ちと、ダメージへの心配の間で揺れるお気持ち、すごくよく分かります。
毎日アイロンを使っていると、どうしても髪が硬くなったり、パサついたりしてしまいますよね。これ、実は身近な料理に例えると分かりやすいんです。
例えば、フライパンでお肉を焼くときを想像してみてください。強火で一気に焼きすぎると、
お肉がギュッと縮んで硬くなり、大切な肉汁(水分)が飛んでパサパサになってしまいますよね。
実は髪の毛も、お肉と同じ「タンパク質」からできているんです。
朝の忙しい時間帯は、ついアイロンの温度を高くして、サッと形をつけたくなります。「傷むかも…」と思いつつも、時間には勝てない日もありますよね。
今、世の中には「傷みにくい高級なアイロン」や「特別なトリートメント」など、たくさんの情報があふれています。もちろんそういったアイテムの力に頼るのも一つの方法ですが、スキップでお客様の髪に触れさせていただいて感じるのは、無理に高価なものを取り入れる前に、「ほんの少しの毎日の工夫」を見直すだけで、髪はちゃんと応えてくれるということです。
等身大の、自分にできる範囲のケアを細く長く続けていくことが、健やかな髪を育てる一番の近道だと感じています。
そこで、明日の朝からお家でできるちょっとした工夫を一つ提案させてください。
それは、アイロンの温度をいつもより「10度だけ」下げてみることです。
大体140度〜150度くらいが、髪に優しく形を作れる温度だと言われています。そしてもう一つ大事なのが、アイロンを当てる前に「髪が完全に乾いていること」を確認すること。少しでも湿った状態で熱を当てると、ジュッと水分が蒸発して髪への負担が大きくなってしまいます。
「綺麗な髪でいたいな」と自分の髪を労わるそのお気持ちだけで、十分素敵なケアの第一歩です。無理なく、ご自身のペースで試してみてくださいね。毎日のスタイリングが、少しでもホッとできる心地よい時間になりますように。