
最近、SNSやネットのコラムなどで「美容師がカウンセリングで実はチェックしているポイント」といった記事を見かけることがあります。「えっ、そんなところまで見られてるの!?」と、少しドキッとされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
スキップでも、最初にお席に座っていただいたとき、鏡越しにお客様の様子をそっと拝見しています。でもそれは、決して粗探しやダメ出しをしているわけではないので、安心してくださいね。
私たちが何を見ているかというと、例えばお店に入ってこられた時の服装の雰囲気や、何気ない仕草です。髪をよく耳にかけるクセがあるのか、首元がスッキリしている方が落ち着くのか。そういった小さな動きから、「普段はこんな風に過ごされているのかな」と想像を膨らませています。
お話を伺うときも、「朝はバタバタして、とりあえず結んじゃうことが多いんです」という一言があれば、結んだときに自然と可愛く落ちるおくれ毛のバランスを考えたりします。言葉の裏側にある「毎日の本当の姿」を、少しずつ紐解いていくような感覚です。
世の中にはたくさんの流行りのスタイルがありますが、それを無理に取り入れるのが正解だとは思いません。大切なのは、お家に帰ってからの毎日が、その人らしく快適であること。
「なんだか最近、鏡を見るのが楽しくない」
「うまく言えないけど、この辺りがモヤモヤする」
そんな、言葉になりきらない気持ちを汲み取ることこそが、本当のカウンセリングなんじゃないかな、と思うんです。チェック項目がいくつあるとか、そういうマニュアル的なことではなくて、目の前にいる「あなた自身」と向き合う時間ですね。
だから、美容室に来る前に「希望のスタイルをうまく説明しなきゃ」なんて気負わなくて大丈夫ですよ。写真を用意していなくても、「なんか変えたい」「ここは切りたくない」といった、ふんわりした気持ちのままでいらしてください。
おしゃべりしながら、一緒に「今の自分に一番しっくりくる髪」を探していきましょう。肩の力を抜いて、リラックスした気持ちでスキップのドアを開けていただけたら嬉しいです。